22.01.2018

色無しの綾織着物で新年初のお出かけ

今年に入って、やっとお出かけしてきました!

越後綾織というメンズの反物から誂えたお着物、
初めて袖を通しました。
行き先はオペラハウスのバレエ鑑賞です。


オペラハウスに、ポツリと佇んでいます…

この着物、鏡の様に周りの色を映し出す達人みたいなんです。
実際に手に取ると、全くのライトグレー。
綾織の細かな長方形が、まるでミラーボールみたいにキラキラと輝いて。

ところが、上の写真を見るとグレーというよりベージュに見えます。
時に、ブルー系、グリーン系と、色々なニュアンスに変化して、
『自分の色』持たない、色無しの不思議な着物です。


お気に入りの波兎の帯をしていきました。
ちょっと落ち着きすぎかなぁ?
でも、こういう色の取り合わせは好きなんですが…


初めて、3階の最前列のお席で見ました。
オーケストラを上から、バレエ全体を観ることができるのですが、
ちょっと遠すぎました… 単純によく見えない。


この画像では、かなりグレーに写ってますが、
やや温かみがあるものの、もっとキリッとしたグレーなんです!
と、何度書いたところで、意味ないですね。

暖かい季節になって、太陽光の下で着てみたいな…
きっと透き通る様な淡いライトグレーに見えるに違いない!


ライトグレー 越後綾織
波兎文 袋帯

15.01.2018

初釜2018

あけましておめでとうざいます!
年末年始は日本へ里帰りしておりました。

ドイツへ帰って早速初釜。
初釜が私にとって新年のスタートです。


灰桜色の色無地に、大輪の菊の帯を締めていきました。
おとなしい色目なので、マットなリップをくっきりと。
お茶碗につきにくい、落ちにくい口紅を選びます。


シルック の洗える色無地には、紋を入れてもらっています。
こちらは、抜きの一つ紋。


お軸は、『祥風至』。
初めて拝見しましたが、清々しくて、縁起の良さを感じました。


お軸の右側には、紅白鏡餅の香合とワンちゃんの置物が。
このお顔がかわゆい!
かわゆいもの万歳!!


この着物もまた、光によって全く色が違って見えます。
グレーッシュなかなり地味なピンクなのですが、
実際に着ると、ぱっと明るく見えるのが不思議です。


先生手作りの主菓子。『初日の出』。
色合いが美しくて感動しました。


お茶仲間の着物も少し…
左の方は、徹底的にアンティークで参加され、皆さんのトークピースとなっていました。
目にも鮮やかな色の洪水!
右の方は… うふふ…
実は、私の小紋をお譲りしました。
身丈170cm、裄丈72cmあるので、背の高いドイツ人女性にもぴったり。


東レシルック  灰桜 色無地
大輪の菊 袋帯

今回私は、御岳組と呼ばれる帯締めを初おろし。
モノトーンの帯周りですが、帯締めの柄がリズム感を作っている気がします。

今年は、もっと着物を着る機会を作りたいです。
そして、お茶のお稽古も頑張りたいと思っています。

健康でいい一年になりますように!