22.11.2018

本日のお稽古とバースデー

ドイツ、とっても寒くなりました。
そんな中いつものようにお茶室へ。

引き続き、拝領茶入れのお稽古です。
今日は「真」で。


お軸は『不二』。
お茶杓銘は『時雨』としました。


今回は私の宝物を使わせていただきました。
青磁の瓢型のお茶入です。
このツヤとフォルムに惚れています!

拝領のお点前では拝見の際に、
「どちらからの御拝領でしょうか?」という問答があります。
本当に高貴な方からいただいたものであれば、それを言えばいいのですが、
なにぶん、そのようなことは私にはございませーん。
ですので、架空の拝領の答えを考えなければならないのです。

最近は、「大村藩、藩主からの拝領で…」とファンタジーの世界に浸っています。
私の母方の先祖が大村藩の藩医であったため、そう言っています。
実際はこのお茶入、リサイクルショップで求めました。
見るからに未使用!
いい買い物をしました!

それから、、、


昨日は、私の53歳の誕生日でした。
全く普通の水曜日を過ごしましたが、
朝はキッチンにこのような素敵なサプライズが!
夫様、ダンケシェーン!

リクエストしていた、ジョージ・ジェンセンの銀のネックレスを頂きました。
丸坊ちゃんも一緒にお祝いしてくれているのかな?

これからまた一年、健康第一で楽しく過ごしたいと思います!!


19.11.2018

オペラハウスで誕生日の前祝い

今週ある私の誕生日の前祝いとして、コンサート鑑賞に行ってきました。
私の大好きなスメタナのモルダウがハノーファーのオペラハウス演奏されました。
(本当はクラシックよりロック派)
これは夫からのプレゼントです。

着て行ったのは、、、


一年に一度ほどの頻度で着ている、濃紺地に刺繍が施してあるシンプルな付け下げ。
今回は龍村の帯を合わせて見ました。


この帯をすると、ググッと正装感がアップしますね。
帯揚げは薄い水色ぼかし、帯締めは潔く純白。

私は、半襟と足袋は白が好きなのです。
なので、色に迷った時は白い小物がお助けマンになってくれます。

白い建物の中で、白をポイントに…
というのは、考えていなかったのですが、インスタグラムでコメントをいただきました。
まさにおっしゃる通り!


この帯は、私にしたら些かゴージャス過ぎやしないかと思ったのですが、
半世紀無事に生きてこられたお祝いとして、自分にプレゼントしたものです。
そこからまた、3年が経とうとしております。。。


菊唐草 刺繍 付け下げ
龍村 菱紋 袋帯


先日、結婚10周年記念でお食事に行くつもりだったのですが、
夫婦共々疲れ気味でしたので、先送りすることにしました。
バースデーディナーにも行きたいし…
着物がいくらあっても足りないわ。
なんてね!

15.11.2018

本日のお茶室

お稽古のある日のブログのタイトルを決めるのは、なかなか難しい…
だから、これから『本日のお茶室』に統一することに、今決めました!

今日はかなり気温が下がってきました。
でも青空が広がって、気持ちのいい限りです。


お軸は『立不易方』
お茶杓銘は『小牡鹿』としました。

今日のお点前は先週に引き続き、草の『拝領棗』。
でも棗ではなく、四滴茶入の内の『油滴』を使いました。

それにしても、時の経つのが速いです。
来週は私の誕生日があるし…
恐ろしや〜!


お菓子も秋から冬への移ろいが表現されています。
照り葉に初霜が降りていました。
中の栗餡がこれまた、贅沢なお味!

さてさて、これからまた仕事モードに切り替えますね。




11.11.2018

ドイツのショッピングセンターのジャパンウィーク

11月3日から10日まで、とある大型ショッピングセンターで「ジャパンウィーク」が行われていました。

太鼓演奏、合気道、盆栽展示会、着物ショーなどに混じって、茶道のデモンストレーションもあり、昨日はお手伝いに行ってきました。

3日のオープニングで既にお手伝いをしたお茶友さんから、
その様子を聞いていたのですが…


見てください!この日本のイメージのテンコ盛り状態を!!


うわ〜!こりゃ、大変なことになってるわ〜と思いつつも、
なぜかついしてしまうこのポーズ。


茶道のデモンストレーションは、真面目にしっかりやってきました。
でも、ござの上に草履で立つのは、なんとなく変な感じでした。


いろんなところに、日本庭園を模したコーナーがありました。
一生懸命に作った感じがうかがえました。


この日の私は、刺繍一つ紋の入った色無地に、祖母の古い帯を合わせて行きました。
最近はあまり使っていなかった帯ですが、こう見るとなかなかいいなぁ。
お茶席にぴったりですね!


東レシルック  錆紫 色無地
唐織 菱文 本袋帯



08.11.2018

秋深まりゆくお茶室

先ほどお茶室から帰ってきました。
今日は炉で初めて、草の拝領棗のお稽古をしました。


お茶杓銘は、『吊るし柿』としてみました。
情景が目に浮かびやすい銘です。

干し柿などが大好きだった父をまた思い出しつつ…


今日のお菓子は、美しい秋色の練り切りでした。
かぼちゃを使っているとのこと。
うっとりしますね!

実は今日、10年目の結婚記念日なんです。
日曜日は夫婦二人でディナーに行くつもりです。

その前に… 土曜日は茶道デモンストレーションのお手伝いがあります。
場所がショッピングセンターの中ということで、
どうなりますやら、楽しみです!

04.11.2018

着物で平和を祈る

昨日はベンジャミン・ブリテンの『戦争レクイエム』のコンサートに行ってきました。

今年は、第一次世界大戦が終わって100年ということで、
ロイアルリヴァプールフィルハーモニーオーケストラを招いての平和イベントでした。


レクイエムは死者の為のミサ曲であるので、着物も静かな色合いのものを選びました。
ライトグレージュ、シルバーグレーとも見える、『色無しの着物』と呼んでいる綾織のメンズ着物で。


冬時間になり、夕刻からのお出かけは真っ暗です。
着物の写真も撮りづらくなってきました。

コンサートには複数のコーラス団が参加し、壮大でした。
私たちは少年合唱団のすぐそばの席で、一生懸命に歌う可愛いお顔を見ることができました。


コンサートが終わって…
後ろから男の子が駆けてきていますね。
コーラスで大役を果たした後、さっと私服に着替えて自由を満喫しているのかな?


クラシックコンサートの人気はいつもすごいなと思い知らされます。
杖をついた年配の方も多いのです。
混雑の中、ゆっくりと手を引かれながら歩く方も。
駅などでも思うのですが、これからはますますお年寄りに配慮して、
我々もゆっくりと道を開けつつ、歩いていかなければいけませんね。
歩きスマホとか、我先に急いだりするのはわきまえなければ。


初おろししたものがあります。
それは、こちらのお草履。
キラキラしたシルバーの帆布に、淡いグラデーションの鼻緒が綺麗なんです。
足にふわっとフィットして滑らず、とっても履きやすい!
いい買い物をしました。


ライトグレー 越後綾織
立涌花文 袋帯

 

01.11.2018

11月になりました!

早いもので、今日から11月。
今年は夏が長くあったので、このあっという間の日照時間の変化にも戸惑ってしまいます。

今日は午前中の仕事を終え、お茶室へ。


お茶友さん達がもうお稽古を始めていました。
もちろん、今日から『炉』です!

薄茶平点前での拝見では、
お茶杓銘を『雲居』としてみました。

毎年のことですが、お部屋が広く感じられます。
そして、皆が膝を寄せ合うのは親近感があっていいですね。

炉開きでは、先生が特別なものを持ってきてくださいます。
それは、おぜんざい!

今回はまん丸の粟餅が入っていました。
粟餅って日本にいるときは食べたことがなかったです。
今50を超えて思うのは、
粟餅の歯切れの良さが、お年寄りにもきっと食べやすいのではなかろうか、ということ…
体にもいいですしね。

これからまた炉の季節、復習を繰り返しながら、ネチネチと前進して行きたいと思います。