28.03.2019

本日のお茶室 木蓮満開

今朝は青空が広がり、爽やかな気分でお茶室へ。

お茶室のあるハノーファーのシュタットパークにも春の花がたくさん咲き出しています。
そんな中で、一番目を引くのが、、、


白い花が咲き乱れる木蓮の木!


真っ青な空を背景に…
はぁ〜、なんと美しいのでしょう!!

お稽古は、釣釜と志野棚で薄茶の拝領茶杓でした。


お軸は『一花開天下春』。
お茶杓名は『風の光』としてみました。

今月のお稽古はこれでおしまい。
来月は私の一時帰国が終わった4月の末に再開です。

今、私もお茶友さんも茶の湯のモチベーションが高まっています。
このテンションをキープしつつ、4月のお稽古につなげていきたいと思います。


25.03.2019

超ハッピー!アルカトラスのライブ!

昨日は、私の敬愛するグラハム・ボネット大先生がドイツのオスナブリュックという街でライブコンサートを行いました!

グラハム氏は、ものすごい声域と声量で圧倒のボーカリストです。
初めて見たのは39年前、私が15歳の時日本武道館でのレインボー公演にて。
当時はリッチー・ブラックモア目当てで観に行ったのですが、ロニー・ジェイムス・ディオからグラハム・ボネットにチェインジして、ニューアルバムであるダウントゥアースの楽曲を引っさげてのコンサートでした。
あの時の衝撃は今も忘れていません。

そしてその、グラハム・ボネットが北ドイツにやってくるというので、楽しみにしていました。


ここがオスナブリュックのライブハウス、バスタード・クラブです。
ちょっと早めに着いたので、外で日向ぼっこしていたら、グラハム氏がスーツケースを転がしながら歩いてやって来ました!
ヒィ〜!!!

私と夫はサポートバンドの演奏の時から、最前列ど真ん中を陣取っていました。
隣にいたお兄ちゃんも、「意地でも動くものか!」と気迫満々。

さあ、演奏が始まりました。
レインボー、マイケルシェンカーグループ、アルカトラスなどの曲を拝聴いたしました。
ああ〜、これは夢なのか!

しかし、和気あいあいとした楽しいショーでした。
迫力の演奏と歌唱、時には笑いあり、小話ありと、71歳のグラハム氏の余裕と貫禄と人柄を感じることができました。
これからは、アルカトラスとして活動するそうです。

ライブが終わって、、、
なにやら、ミート&グリートというのがあって、誰か希望者はいないか?とのこと。
私はなんだかよくわからなかったのですが、夫が独断で申し込んでしまったのです。

えー!会って挨拶するってことなの?
私は、嫌だ嫌だと駄々をこねました!だって、どうすればいいの?

しかし、その時がすんなりとやって来てしまいました。
もう引き返せない…


ハーイ!ミスター・ボネット!ナイス・トゥ・ミーチュー!
勝手に声が出ました。

39年前日本武道館で観たことなどお話ししました。
すると、グラハム氏のパートナーであるベーシストのベスアミさんもやって来て雰囲気がさらに和やかに。

私の名前を言うと、
「あなたは日本人ですか?」といきなり日本語!
びっくりしました!
笑顔が本当に美しい、とっても魅力的な方です。


グラハム大先生と、日本語の上手なベスアミさんと、私。
この写真は家宝として、大切にします!

また、いつかお会いできるその日まで、お元気で!!

24.03.2019

相伝の茶事へ

昨日は相伝祝いの茶事に参加いたしました。
今回社中で相伝をいただいたのは5名でした。

いつものように12時スタートです。


紫の色無地に、龍村のどっしりとした帯で、お茶席らしく。
帯締めに淡い灰桜色で、春をひとさじ。


この色無地は私が着物を着始めた時期にあつらえて、もう10年ほどお茶席などで愛用しているものです。
抜き紋ができることで有名な東レのシルック ですが、こちらは縫い紋を入れています。

ゆっくりテンポで、ようやく二番目の相伝にたどり着きましたが、
初心に帰るつもりで、この一番古い色無地を選びました。


いつも一緒にお稽古しているお茶友さんは、優しく上品な付下げで。
お母様から譲り受けた着物だそうです。
明るいピンクが綸子地と相まって、お茶室がパッと春らしくなりますね。


お料理からお菓子に至るまで、いつもの通りすべて先生の手作り。
今回は先生が濃茶、薄茶共にお点前をしてくださいました。
いつもは稽古茶事であることが多いので、生徒もいろいろな役割をいただき、
お点前をして客作法を学ぶのですが、お祝いの茶事では招かれた者としてじっくりと先生のお点前を拝見できるのも貴重な経験です。

これからも、楽しくお茶の道を歩んでいきたいと思っています。


東レシルック  錆紫 色無地
花菱文様 袋帯
 

21.03.2019

本日のお茶室 そして丸坊のフミフミ

今日は春分の日。
長〜い間雨が続いて、そろそろ堪忍袋の緒が切れそうでしたが、
ようやく晴天となり、暖かい!

先週に引き続き、志野棚でお濃茶のお稽古をして来ました。


お軸は『一花開天下春』。
お茶杓は『青柳』としました。

ああ、本当に春がやって来ました!
嬉しいです。


菜の花をモチーフとしたお菓子の羊羹の部分がとても瑞々しく、
水分をたっぷりと含んだ春の大地を連想させて、幸せな気分になりました。

今週の土曜日は、相伝の茶事に参加いたします。
気を引き締めて臨みたいと思います。

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最近の丸坊はますます甘えん坊。
いつも一緒にいます。



今朝も私の毛繕いとフミフミ攻撃で起こしてくれました。
フミフミは私の右肩をモミモミするのですが、
他のところでしたことがない行動です。

どんな顔でしているのか見てみたい…
愛おしい❤︎

17.03.2019

円卓でお濃茶ティータイム

今日も丸々フリーの日曜日。
しかし、相変わらずお天気も悪いし、
私も夫ものんびりうちで寛ぎたい気分でしたので、ホーム茶の湯しました。


昨年の秋に持ち帰ってきた棚を初めて使ってみました。
お茶入が嬉しそう!



お茶入れと水指がブルーなので、お茶碗は夫の黒楽を選びました。
今年はお濃茶が練りやすくて、口が広がっている明るい色目のお茶碗が欲しいです。
そして、いつか濃い色のお仕服も…

まあ、そのうち。


最後に、お薄器を棚の上に乗せて終了。
薄茶は点てませんでした。

今日もいつものフランス菓子のお店でタルトレットを調達しました。
洋菓子にお濃茶もたまにはいいですね。

さて、来週末は久しぶりのお茶会です。
そして翌日はとあるロックバンドのライブコンサートへ。
体調を整えて、明日からまた頑張ります!


14.03.2019

本日のお茶室 そしてiPod

最近は本当にお天気が悪いです。
昨日は公園や森など、暴風のために立ち入り禁止となったほどです。
今日は雨が降り続いているものの、風はさほど強くなく、通常通りお茶室へ。


お軸は『一輪春』。
お茶杓は『春雨』としました。

志野棚と釣釜で、実に久々のお濃茶のお点前…
いやはや、かなり悲惨でした〜。
とほほほ。

でも、楽しくお稽古できて嬉しかったです。


お菓子もかわゆく。
さわらび❤︎


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ところで、一昨日のことですが、アクセサリーを入れている引き出しの奥底に潜んでいたiPod Shuffle と再会しました!


さっそく初期化してアップロード、とりあえずCD3、4枚分の楽曲をこの小さなiPodに入れ込みました。

昨日の夜と今日、電車での移動の際に聴いています。
つい、目をつむって、頭を縦や横に振りたくなってしまう。
泣きのギターソロのところでは、眉間にしわが寄りそうなので、気をつけています。

が、やはりいい!
これからは移動時間は音楽でリフレッシュしたいです。
これが私には、一番効くみたい!


11.03.2019

ユダヤ音楽の家

今日は3.11。
あれから8年が経ちました。まずは黙祷いたします。

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さて、昨日は初めてVilla Seligmann というお屋敷に行ってまいました。
ユダヤ人作曲家の歌曲の、ピアノとソプラノのサロンコンサート。


このお屋敷は1900年代の初めにタイヤメーカー、コンチネンタルの当時ディレクターであったユダヤ人のSeligmann氏とその家族のために建てられたそうです。

そして時は流れ、現在は『ユダヤ音楽の家』として、サロントークやコンサートに利用されています。


アール・ヌーヴォーの装飾がなされた、大変美しい建築物です。

メインの広間の立派なパイプオルガンが目を引きます。
他の部屋にも、古い貴重なオルガンや当時の資料などが展示されていました。

ハノーファーに住んで28年が経ちますが、このような素敵な場所で音楽鑑賞ができるとは、思っていませんでした。
音楽家との距離が近く、しかもくつろいだ雰囲気の中で音楽が楽しめる…
最高ですね!!


しかし、どうして私、こんなに嬉しそうなんでしょうかね〜。
ここは、カラオケバーではないはずなのに…

着物で出かけたかったのですが、一日中雨が降り続き、断念。
テンションもなんとなく落ち気味で、これはいかんと思い、
久しぶりにというか珍しく、ピンクのシャツなぞ着てみました。


小さな丸襟のシャツは10年以上前にジル・サンダーのセールで求めたもの。
ジャケットはBOSSのスーツの上着です。
最近はもっぱらこのジャケットだけ使っています。
ボトムは黒いサルエルパンツで、ビジネス着をモード系にしております。

今年は仕事の香りのしない、良質なスーツが一着欲しいなぁ。
濃い紫とかないかしら?

そしてお靴はコレ!


若者ファッション、ZARAのハードなおじさん靴です。

雨から雪に変わって地面がぐずぐずでしたので、
このビニール製おじさん靴に助けられました。
お草履では悲惨なことになっていたことでしょう…


07.03.2019

本日のお茶室 そして桜

今日は初めて『志野棚』を用いたお稽古をしました。
3月に入り、釣釜で。


今までは釣釜の時は旅箪笥を使っていました。
終わりに建水を洗って仕舞いこむのが面白いです。


お軸は『一輪春』。
お茶杓銘は『啓蟄』としました。

小さなお雛様が可愛いらしい…

お稽古が終わって少し時間があったので、中心街でパンとジュースを買って、ベンチでランチしました。


早くも桜が咲いているんです、ハノーファー!

お花見ランチの後は、美容院へ。
襟足すっきりしてもらいました!

03.03.2019

炉の季節のホーム茶の湯

我が家には炉を切れるような設備がない…
しかし、炉のお点前の練習はしたい。
そこで今日は釜をユニット畳上の炉の位置へ、
ただ単に据え置いて、ホーム茶の湯してみました。


祖母の古いお茶碗『黒梅』、本当は1、2月に使いたいのですが、
今日は是非とも登場させたくて。
産地不明ですが、ぽってりと可愛いお茶碗です。

お棗は『北海道』、水指は瓢型の赤膚焼を使ってみました。
この水指は、中置の時に使おうと求めたものです。
白い釉薬の流れが雪を思わせるので、寒い時期にもいいかも。


釜はこのように置きました。
なんだか、このままお鍋をしたくなる…
電気コードが丸見えですが、これで十分炉の自宅稽古ができます。
今度はこれで、いろいろなお点前を試して見たいと思います。


来た来た!
丸ちゃんも遊びに来ました。
丸坊は茶筅が大好きで、すぐ泥棒するので、
この後ちょっと、ベッドルームに行ってもらいました。
釜のコードに足でも引っ掛けて、危ないことになったら大変ですしね。

今週は本当に疲れました。
来週はもっと疲れることが予想されるので、今日はノーメイクで家にこもりました。
お茶道具を出すのさえ、めんどくさかったのですが、
夫にケーキを買って来てもらってのお抹茶ティータイム…
思い切ってして良かったです。

練習ではなく、お茶を楽しむ時間は本当にリラックスします。
明日からまたがんばります!