17.03.2021

日曜の正装

三月も早半ば…
今回は祖父の村山大島と、着物を始めたばかりの頃自分で選んだ桜の帯で
『おじいちゃんと孫』コーディネート。


先にインスタグラムの方に書いたのですが…
日曜日に『ドイツでキモノ』の意義を見つけた!


ドイツには Sonntagsstaat という言葉があり、かつて人々は日曜日に正装をして教会へ赴き町村内での社交をしていたのだそうです。

そして時は流れ、日曜日になると身なりを整えコーヒータイムに呼ばれたり、そのまま散歩へ出かけたりするようにになりました。
しかし現在ではそのような『日曜の正装』をするのはごく限られた年配の方々のみ…

休みの日にはカジュアルダウンして過ごすのが一般的です。


コロナが始まった去年の今頃は着物からも遠ざかっていましたが、第二ロックダウンの頃から着付けの練習とコーディネート遊びで日曜日になると行くところもないのに着物を着るようになりました。

この姿のまま庭の植物のチェックをしていましたら、同じ森のアパートに住む紳士が「日曜の正装ですか?」と声をかけてくれて、はっ!と腑に落ちました。

何もない日に着物を着るのは今までちょっと照れがあったのですが…
これからは迷いなく古きドイツの風習に則って堂々と私の『日曜の正装』である着物を着よう!


村山大島 鉄紺色 亀甲絣
京紅型 桜ススキ文 名古屋帯


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土曜日の晩はちょっと遅れたひな祭りではないですが、
冷蔵庫にあるものを使ってちらし寿司をつくりました。

特別な具材がないので、せめて錦糸玉子と海苔を丁寧に切って、スモークサーモンをクルクル巻いてバラの花に見立ててみました。


お重に入れるとなんかいい感じではないでしょうか〜!

今年はもう少し全てにおいて丁寧に生活していきたいな…
『日曜の正装』を取り入れながら…