30.03.2021

宵の桜コーディネート

先週末の『日曜の正装』は…
グレー系グラデーションの御召に淡いベージュピンクの博多帯で、宵の桜のイメージを表現してみました。


一見地味な着物ですが、200色もの糸で織られています。

このような縦ぼかしの着尺を着物にすると、上の写真のように左右によってかなり違って見えますね。
ぼかしで『はんなり』を狙ったら、予想外に『粋』になる可能性あり!
でも、そこが面白いところです。


こちらの着物も帯も、私が着物を始めた頃買ったもの。
この組み合わせも久しぶり…


相変わらずの『おうちで着物』ですが、この日は大相撲の千秋楽でしたので、このまま着物で観戦しました。


本塩沢 200色 御召
博多織 唐花文様 八寸帯 


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さて今日は語学学校でのレッスンの後、諸用で1時間ほど街中を右往左往していましたら…


銀行のそばの桜の木一本だけが花を沢山つけて風に揺らいでるではありませんか!


わ〜い! 極楽、極楽!!

私の頭まで枝垂れた桜のドームの中に入って、しばし至福を味わいました。
この瞬間は何もかも忘れてただただ感動!

コロナでまだまだ不自由な生活を強いられている状態ですが、今のこの季節を満喫したいと思います!

26.03.2021

オアシス再開

お茶室使用のお許しが出ましたので、お稽古へ行ってきました!


ああ、本当に懐かしい…
5ヶ月ぶりではないでしょうか?


通常お稽古へは洋服で平日行っておりましたが、この日は日曜日でドライバーさんがいましたので着物で。

グレーの小紋にアイボリーの帯でこざっぱりと。


お茶室内ではもちろんマスク使用です。

今年初めての対面稽古でしたので、健康と幸福を祈って『大福茶』を点てました。


先生手作りのお菓子を味合うのも久しぶり…
作りたての練り切りはとっても美味!


東レシルック  丸坊色 小紋
博多織 大雪輪文 袋帯

帯締めに灰桜色を一筋。



お留守番をしていた丸坊は…
私の足袋を枕にお寛ぎ。

ちょっとメガネをかけさせてみたら、これが似合う〜!

メガネが似合うおじさん猫。
私の可愛い可愛い宝物!

17.03.2021

日曜の正装

三月も早半ば…
今回は祖父の村山大島と、着物を始めたばかりの頃自分で選んだ桜の帯で
『おじいちゃんと孫』コーディネート。


先にインスタグラムの方に書いたのですが…
日曜日に『ドイツでキモノ』の意義を見つけた!


ドイツには Sonntagsstaat という言葉があり、かつて人々は日曜日に正装をして教会へ赴き町村内での社交をしていたのだそうです。

そして時は流れ、日曜日になると身なりを整えコーヒータイムに呼ばれたり、そのまま散歩へ出かけたりするようにになりました。
しかし現在ではそのような『日曜の正装』をするのはごく限られた年配の方々のみ…

休みの日にはカジュアルダウンして過ごすのが一般的です。


コロナが始まった去年の今頃は着物からも遠ざかっていましたが、第二ロックダウンの頃から着付けの練習とコーディネート遊びで日曜日になると行くところもないのに着物を着るようになりました。

この姿のまま庭の植物のチェックをしていましたら、同じ森のアパートに住む紳士が「日曜の正装ですか?」と声をかけてくれて、はっ!と腑に落ちました。

何もない日に着物を着るのは今までちょっと照れがあったのですが…
これからは迷いなく古きドイツの風習に則って堂々と私の『日曜の正装』である着物を着よう!


村山大島 鉄紺色 亀甲絣
京紅型 桜ススキ文 名古屋帯


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土曜日の晩はちょっと遅れたひな祭りではないですが、
冷蔵庫にあるものを使ってちらし寿司をつくりました。

特別な具材がないので、せめて錦糸玉子と海苔を丁寧に切って、スモークサーモンをクルクル巻いてバラの花に見立ててみました。


お重に入れるとなんかいい感じではないでしょうか〜!

今年はもう少し全てにおいて丁寧に生活していきたいな…
『日曜の正装』を取り入れながら…


10.03.2021

春の黒

ドイツも一刻一刻と日が長くなって来ました。
春はそこまで来ているけれど、なぜか黒をまといたい日曜日…


黒服気分でも心は晴れ晴れ!

泥大島のすべすべ感が気持ちいい。
本当に惚れ込んでいる着物です。


帯は道屯織の八寸名古屋。
勝手に『夜の虹』と名付けています。

大切だと思える帯は、たいてい祖母の形見や母から譲り受けた物なのですが、
これは自分で買い求めた宝物!


ダークなコーディネートには、帯揚げに鶸色でアクセント。
そして灰桜色の帯締めで春を一匙加えてみました。


泥染め 本場奄美大島紬
首里道屯織 八寸帯

去年の11月に55歳になった私。
一昨年の終わりにその人生の節目にと、もう一枚大島紬を発注したものの、去年はコロナで結局帰国できずじまいでした。
大人への階段を駆け上って行く自分へのプレゼント…
泥染めの薄茶色がベースに、様々な花が絣で描かれて、昭和マダムっぽいのです。
それを手持ちの無地調の帯で自分らしくコーデするのが楽しみでなりません。

楽しみは後に延ばせと言うけれど…
はぁ〜、手に取るのはいつになることやら…


05.03.2021

今週のお稽古はピンクで

今週のリモートお稽古では、お雛様の直前であることからピンクを纏って集いました。


私は灰桜の洗える色無地に、祖母の袋帯をして参加しました。

そして
春らしく、蝶々の蓋置を取り出して…


季節限定の物って、やはり楽しいですね!


お茶碗は丹波焼、銘は『純真』。
少し深めでぽってり。
ころんとした形が気に入っています。


東レシルック  灰桜 色無地
菱文様 袋帯

ピンク、白、薄緑の色の組み合わせで、自ら菱餅になってみました!

この着物を久々に着たら、いつぞやのイベントを思い出してしまいました…


2015年5月着物で爆唱!

やっぱり私は激しく情熱的で、時には明るくノリノリな音楽が好きなんです。


昨日は別々のショップに注文していたホワイトスネイクのTシャツとライブCDが時間差で届いて大喜び!

雄叫びをあげるヴォーカル、泣き叫ぶギターソロ…
嗚呼〜、これこれ!!

また私も思いっきり歌いたいな…
あの場所で…