30.09.2018

9月最後の日にお茶会へ

今日はちょっと特別な稽古茶事に参加してきました。
茶桶(さつう)という、2種類のお濃茶のお点前が行われるお茶会のため、
午前10時スタートでした。


9月最後の日なので、迷わず単衣で。
おニューのアイボリーの色無地に、祖母の形見の葡萄唐草の帯を合わせました。


この色無地は、袷で持っている灰桜色のものと同じ地紋の色違いです。
洗える東レのシルックなので、淡色でも安心して着られます。


本日のお軸は『惺々着』。

かなり時間のかかるお茶事なので、
まず、茶桶でお濃茶をいただいた後、お薄。
中立(休憩)の後、くつろぎの点心と続きました。


主菓子はさつまいもを使った練り切り。先生作。
お干菓子は、ドライ苺に抹茶チョコがコーティングされた物と銀杏の葉っぱ。
季節感満載!


お弁当箱に詰められた点心も秋の彩りでいっぱいでした。
美味しいお酒と一緒に、幸せな時を過ごしました。

明後日私は日本へ飛びます。
台風は大丈夫かなぁ…

日本でしか求められない食材を使って、お料理をするのも楽しみです。
お茶会の後はいつも、お茶と料理と着物のことばかり考えちゃう。
1週間の滞在の後、またすぐにお稽古再開します!


単衣 東レシルック  象牙色 色無地
葡萄唐草 袋帯


29.09.2018

2018年秋仕様の私

昨日は、新しいヘアカラーとヘアスタイルで、
初めてのお出かけでした。

エッダという北欧神話のお芝居を観に劇場へ…


四時間にもわたるお芝居なので、
疲れないように楽チンな洋服と眼鏡、
そしてぺったんこのオジサン靴で。


Aラインの膝上ワンピースをチュニックとして、
ワイドパンツと合わせています。
コートは長さたっぷりボリュームのあるシルエットですが、
裏のない軽いウール地でストレスフリー。
これまたディノスで購入。
テントラインの3段重ねです!


2年ぶりのダークカラーの髪。
黒い服にダークブラウンレッドの口紅をすると、
写真ではかなりの色白に写るので、びっくりしました。
実際はそうでもないのですが…

それから、金髪の時よりシミやソバカスが目立たない気がします。
もちろんコンシーラーで一生懸命隠していますけどね。
夫の感想はというと、
「若く見える。」「顔が小さくなった。」
だそうです。

でも今日、いい加減なメイクと服装で街を歩いて思ったのですが、
鏡に映った自分を見て、がっかり!

メチャメチャつまらないし、面白みのかけらも無し!
テンションがた落ち!
やはり、これからはもう少し普段から気をつけます。

27.09.2018

本日の出来事もろもろ

今日は普通に午前中からお茶室に行きました。
引き続き、真の拝領棗のお稽古でした。


お軸は『流水不心』。
お茶杓銘は『小夜衣』としました。

昼間は太陽が出れば、気温が上がってくるのですが、朝夜が結構冷えます。
そして暖かい寝間着が恋しくなってきます。
だから、この銘を選びました。

それから…
夏が終わり、髪の色をコロコロと変えておりました。
というのも、使用していたカラーは10回ほどの洗髪で色落ちするという物。
面白いけれど、だんだんめんどくさくなってきて、、、
28回の洗髪まで色をキープできるという物を使ってみました。
今回はミディアムブラウンです。
お茶のお稽古後、大急ぎでカットだけしてもらいに行ってきました。


なんとも普通の髪色なので、かなり短いアシンメトリーのボブにしてもらいました。
思えば2016年の秋が、まさにこんな感じでした。

さらに…
先ほど嬉しことがありました。
中国のお土産にと、本場の月餅をいただきました。
そういえば、中秋の名月だったのですものね。


皮が薄くて、中の餡が美味しい!
塩漬けのアヒルの卵が入っています。

私の父が、月餅のこといつも「ユエピン」と言っていたのを思い出しました。
そして、「色々なナッツや棗が入ったのがおいしい。」と話していたことも…

来週は半年ぶりの帰国です。
家族と友人に会えるのが楽しみです!

23.09.2018

新しいレストランへ偵察、そして…

ニーダーザクセン州の議事堂内にあるレストランが
素敵に生まれ変わったので、9月限定としている帯を締めて
行って来ました。


萩に小瑠璃の染め帯。
日本ではお彼岸だし、小瑠璃は秋の初めにと南の国へ飛び立ってしまうとのことで、
今の季節にぴったり!だと思って。

でも、だからこそ、つい使いそびれてしまう帯なんです。


ブリティッシュグリーンの無地紬に合わせました。

軽くて、張りがあって、とっても着易い着物です。
アンサンブルとして作ってもらった羽織は、
ほとんど着ておりません。


さて、店内はとってもシックでスタイリッシュ!
お料理は、ニュー・ジャーマンといった感じでしょうか。

面白いことに、海苔、ポン酢、お味噌といった、
日本風味をさり気なく取り入れているのがポイント。


お通しに、野菜の太巻きの天ぷらが出てきました。
味噌風味の特製ソース付きです。
メインは、私はキノコと桃のベジ料理をいただきました。

早い時間にディナーが終わり、なんだか物足りない気持ちになり、
なんとこの着物姿のまま、カラオケに行ってしまったんです。

正直言うと、他のどこへ行くより、こういう色々な人が集まる、
気を使わないお店が一番落ち着きます。


個室ではなく、昔ながらのカラオケバーなので、
お客さんが一体となって楽しめるのが好き。

着物のおばさんが突然やって来て、
ハードロックやらヘビメタを歌ったので、
皆さん、ちょっとびっくりしていたかも。
私は歌い出すと、モニターの歌詞を追いかけるのに集中するので、
緊張とか、照れとかが全く無くなります。

3曲歌いましたが、もう本当にスッキリ!!!
とっても楽しかったです。


単衣 ブリティッシュグリーン 米沢紬
萩と小瑠璃 結城紬 名古屋帯


20.09.2018

暖かい秋の日

今日は午後からお茶のお稽古でした。
穏やかで暖かい秋の日、半袖の服でOK。
こんな年は今までなかったように思います。

今日も真の拝領棗のお稽古をしました。
2週間ぶりだったので、また色々忘れていましたが、
楽しくお点前できました。


お軸は、『立不易方』
お茶杓銘は、『雲間の月』としました。


籠に入れられたお花が、お稽古中に暑さで少し疲れてきていました。
それでも、可愛らしい。

先生のセンスがとても好きなんです。
なんだかホッとするというか、自然な美しさと可愛らしさが
いつもお茶室にあります。


外から差し込める光の中に、楓の影が揺れていました。
お点前の練習も楽しいですが、
お茶室でお抹茶を一服、静かな時を過ごす…
これが一番の楽しみです。


10.09.2018

初めての茶杓削り

先週末、茶杓削りのワークショップに参加しました。
おなじみのお茶室には、先生と生徒6名が集合。


櫂先がすでに曲げられ、大体の長さが決まった竹を使用しました。

まずは幅を決めて、削って行きます。
とても便利だったのが、板ガラス!
これでカンナの様にまっすぐにサクサク削れるのには驚きました。

始めのうちは、BGMがいるなぁ〜なんて言っていたんですが、
いつの間にか、一心不乱に削っていた私。
正に無心!

休憩時間には、先生が作って持って来てくれた
抹茶ロールケーキとお薄でティータイム。


お抹茶がたっぷり入ったロールケーキは本当に美味しい!
たっぷりの生クリームと、濃ゆ〜い抹茶クリームのダブルフィリング。
とっても贅沢なお味!

時間以内に仕上げることができなかったので、
板ガラスと紙やすりを持ち帰って、この日のうちにゴシゴシ…

見てください!


ちょっと、細くなっちゃいましたが、出来上がりました!!

まっすぐで、なんか少年の様なお茶杓。
銘は、『空』としました。
「そら」ではなく、「くう」と読みます。

本当は、銘をつけるのも恥ずかしかったので、
『無名』としたかったのですが、
在るけど、無い。無いけど、在る…
そんなこんなで、『空』。

ホーム茶の湯で使ってみようと思いまーす。

06.09.2018

またまた新しいこと

今日は午前中にガスヒーターの点検が来ました。
これから寒い季節になるので、大切なチェックです。

にも関わらず、アツーーーイ!
蒸し蒸しする1日…
午後からお茶室へ行って来ました。

またまた新しいことを習いました。
真の拝領棗のお点前です。


お軸は『流水不心』
お茶杓銘は『白露』としてみました。

さて今週ふと思い立って、
20年ほど前に、どこかのワゴンセールか何かで買ったペンダントをしてみました。


石でできたアジアンな雰囲気…
シルクカシミアのアンサンブルに合わせてみました。

このアイボリーのアンサンブルは、手触りも良く、
なんと洗えるのです。
とっても重宝しています。

今週末は、茶杓削りのワークショップがあります。
どんなマイ茶杓ができるのであろうか…
削りすぎて、楊枝みたいにならない様、気をつけようっと!

03.09.2018

オペラハウスのシーズンオープニングへ

9月になりましたね!
ハノーファーのオペラハウスがシーズンオープニングを迎え、
私も早速、単衣の着物に着替えて行ってきました。


帯は絽塩瀬の染め帯です。
不思議な柄も色もとても気に入っているものです。
ずっと夏場に締めるのを逃しに逃しまくっていたのですが、
ようやく!


黒ベースの着物と帯のコーディネート。
小物にはあえて色を使わず、
白をポイントにしてみました。

ちょっとばかり、カジュアルすぎるかなと思ったのですが、
控えめなキチンと感が演出できて、よかったです。


この日は、今シーズンのハイライト的な楽曲が演奏されて、
自分の好み、興味がどんなものなのか知ることができました。

私の好みは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」。
重厚で強く激しく美しい…
ドイツ語がこんなに美しく感じたのも、再発見でした。

夏場はお茶席以外、着物を着つけるのすら、気力が出ない私…
また、お着物を着て芸術の秋を満喫したいです!


単衣 雪輪取り鮫小紋
絽塩瀬 染め名古屋帯