30.04.2018

御召で召し上がれ、イタリアン

美術館の中にある、イタリアン・レストランへ行ってきました。
木々が本当に美しい緑です。


着付け終わった直後、怪しい雲が出てきて、一瞬雨が降ったのですが、
運良くすぐに止んでくれました。
御召を着ていますので、濡れたくない。絶対!


私の目の前にあるのは、お魚料理です。
スズキの一種の白身魚、ブロッコリー、イカスミの真っ黒スパゲティに
ハーブたっぷりのホワイトソース。

とっても美味しい。
でも、この通りの山盛りです!


レストランの前は湖の見えるテラスになっています。
暖かい日はここでリゾート地に来たかなような、素敵な時間を過ごすことができるんです。

 

今回、久々の2点:

雲の帯留め、私の大好きな宝物。
くるくる・ぴゅぃ〜っと飛んでいます。
この御召は、遠目で見るとかなり地味なグレーのグラデーションに見えますが、
実はこんなに綺麗な、200色の糸で織られています。
着ている本人が一番幸せになる着物です。


本塩沢 200色 御召
博多織 格子大雪輪文 袋帯
瑞雲 帯留

26.04.2018

雨上がりのお買い物

今日は久しぶりに午後6時までフリータイム!
朝ゆっくりお風呂に入って、体を温めつつ瞑想にふける。
ドイツったら、また雨が降り、寒くなってきたんですもの… 12度!

そして、街へお買い物へ行ってきました。
まずはアジアショップで、お米、麺類、お豆腐、だし、モヤシなどなど、
リュックサック一杯買い込みました。

中心街には、普段ちょっと高めの靴屋さんがあるのですが、
今全品20%OFFとなっているので覗いてみたら、本当に、
既に値下げされているものまで20%OFFでした!


パイソン風型押しのレザーのスリッポンをゲット!

元値は170ユーロ。それが100ユーロ、
そして70ユーロと値が下がっていた形跡が伺えます。
そしてレジでまたさらに、56ユーロにしてくれました。

普段ばきのぺったんこ靴が欲しかったので、
ラッキーでした!
テカったトンガリ型なので、モードな感じ。


さて、この二週間ほどで、爽やかな緑生い茂る季節になりました。
雨が上がり、ひと時の青空。

お庭の木々もきれいです。
バルコニーには、紫のスミレとパンジーを植えています。

新しいお靴がずぶ濡れにならない様、気をつけよーっと!

23.04.2018

桜祭り2018

昨日は素晴らしいお天気に恵まれ、白い桜満開!
ハノーファーの桜祭りでは、私は今まで別のボランティアをしていたのですが、
今回は茶道グループの一員として、お茶会を手伝うことになりました。


立礼台でのお点前をさせていただきました。

今回のお茶会では、みんなでピンクの着物を着ようということになり、、、


私たち、ピン子レディース!


私の着物は、ピンクといってもかなり彩度の低い『灰桜色』。
みんなピンクですが、それぞれ全く違うピンクでいい感じでした。


見てください! この青空!
ここは、天国でしょうか?


東レシルック  灰桜 色無地
黒地 花兎文 京袋帯

このコーディネート、着てみて成功の一例でした。
ラブリー系は普段から全くしませんから意外でした。

自分をかわいらしくしたいとは思わないけれど、
最近かわいい物が妙に気になるんです。
かわいい物は心を暖かくしてくれるし、楽しい気分を運んできてくれる。

そんな何か、きゃわゆい物をどこかに忍ばせていたら、
きっと1日ハッピーに過ごせそうですね!


19.04.2018

桜が咲きました!

このところ急に気温が上がり、木の芽もブォワ〜〜!と吹き出してきました!

そんな中、今日は4月最後のお茶のお稽古。


お軸は、『花無心』。
お茶杓銘は、『うらら』。

釣釜と旅箪笥とも、しばしのお別れです。


お茶室前の桜の木もようやく花を咲かせました。
濃いピンクが本当に可愛い。
というか、おいしそう!

最近は夜8時を過ぎても明るくて、嬉しい限りです。
この季節が一番好きだな…

で、ちょっと気が早いんですが、次回の里帰りのフライトを手配しました。
次は秋!
日本の秋の味覚を満喫したいです。

それまでは…ここドイツで明るい季節を楽しむことにいたします。




15.04.2018

マイ風炉 Made in Germany

先週末、待ちに待った紅鉢風炉が届きました!
ヤッタ〜!!

まずは訳もなく、窓辺に置いてみた…


ドイツの陶芸家さんに作ってもらった、マイ風炉です。


敷板に置いて、『錆びない釜』をセッティング。
キャンプ用の電気ヒーターもメイドインジャーマニー。
早速、丸坊のチェックが入りました!


そして今日、ホーム茶の湯で風炉デビュー。
なんだか、ドキドキしますよ〜〜!

来月からお茶室は風炉を使用しますので、いい予習です。


水指は、先日の里帰りの際運んで来ました。
ワイルドな貫入がカジュアル感を醸し出す、丸っこい青磁。
棗は北海道産の木彫り。
しかし、何の木なのかがわからない…

蓋置とお茶杓は白竹で爽やかな感じになりました。


お茶碗は、ラブリーお猿さんの『バナナ・ムーン』と『青鬼』を使ってみました。
お菓子を乗せたお皿、一輪の大牡丹を形どった染付です。
桜の次は牡丹ですので、季節先取りですね。

お茶の自宅練習に最低限のものがようやく揃いました。
これで安心して満足してちゃいけないですね。
使って使って使いまくらなければ!

兎にも角にも、日独フュージョンのお茶道具に囲まれて、
幸せいっぱいのワタクシ…


12.04.2018

白いトンネル

今朝は薄曇りの肌寒いお天気でした。
今日は町中の公共機関がストライキで、電車も走らなければ、ゴミ回収も無し。
家からお茶室まで歩いて行って来ました。

お茶室のある公園は閉鎖していなかったので、良かったです。


今、木蓮の花がピークを迎えていて、それはまるで白いトンネル!
美しいです。

さて、今日も釣釜と旅箪笥。
1ヶ月ぶりにお濃茶を練りました。


お軸は、『花無心』。
お茶杓銘は、『花冷え』としてみました…

が、午後から急に暖かくなってきました。
お茶杓銘は、取り残された感じがしたけれど、やはり嬉しい。

帰りも、30分気持ちよく歩いてうちに帰って来ました。


09.04.2018

桜茶会2018

昨日は桜がテーマの春の稽古茶会に行って来ました。

すでに真夏のような陽射しです!


桜はまだですが、木蓮が満開となっています。
小さな春の花々もいっぱい。


今回私は珍しく、洗える色無地ではありません!
葵文様の小紋に名古屋帯で。
帯締めに灰桜色を添えて、さりげなくテーマに合わせてみました。


茶事稽古では、当日その場で役割が与えられます。
私はまず亭主役でお客様を迎え、挨拶の後、
先生が用意してくださったお料理を運んでいきます。

その後3客となり、みなさんと一緒に美味しいお酒とお料理を。
そして、別の生徒さんが練ったお濃茶をいただきました。


生徒が交代で点てる、薄茶のトップバッターも勤めました。
旅箪笥は先週お稽古したばかりでしたので、割とスムーズに行って、ほっ!


こちら、先生作の主菓子『爛漫』


お濃茶のお茶碗は、ほんのりベージュピンクの萩焼が使われ、
お薄では、人数分のいろいろな桜の絵柄のお茶碗で、お茶室は桜満開。


ドイツ人の参加者も、みなさん着物姿。
4時間のお茶会は、時に忍耐も必要となるかと思いますが、
とても和やかに楽しめました!


濃紫 葵文様 小紋
雪月花 名古屋帯


05.04.2018

釣釜ゆらゆら旅箪笥

今日は三週間ぶりにお茶室へ。
里帰りの後、イースターなどでバタバタしていて、
頭の中はお茶に関して空っぽ状態でしたが、
楽しい時間を過ごして来ました。

3月、4月は釣釜で。
このユラユラ感が『春が来たな〜。』と思わせてくれます。


お茶友さんは、いつも着物でお稽古。
今日は紫の小紋に、ほぼ同色の染め帯でとっても素敵でした。
私は通常、洋服でお稽古しています。

旅箪笥を使った薄茶のお点前は2年ぶりで、
はて?こんなだったっけ?
と思うことしばしば。


本日のお軸は『春一輪』
お茶杓銘は『巣篭もり』としてみました。

今週の日曜日は、お茶会です。
晴れますように!


03.04.2018

久しぶりに着物でお食事

昨日はイースターの月曜日で祭日でした。
私が日本へ帰っている間に、夫の誕生日があって、
母から食事代のプレゼントを預かってきましたので、
ちょっと遅れたバースデーディナーをしてきました。


私は祖父の紺色の着物に、桜の入った京紅型の帯、
帯締めは灰桜色、帯揚げは水色で、季節感を出してみました。

古い駅の構内を再利用した、トルコ料理のレストラン。
気さくだけれど、なかなか素敵なところなんです。


でも、こういうところでは、紬か小紋くらいがちょうどいい感じです。

ちなみに私が注文したのは、イカのグリル。
サラダとトマトライスが付いています。
大盛りのイカが凄い迫力でしたが、美味しくいただきました。


デザートも楽しみだったのですが、今回は満腹により諦めることに…
食後はトルコの紅茶で締めくくりました。

ドイツはサマータイムとなり、日本との時差が7時間。
夜は8時ごろまで明るいんです。
着物でもお出かけしやすいシーズン到来です!


村山大島 鉄紺 亀甲
京紅型 桜すすき文 名古屋帯

02.04.2018

染付っていいね!

先日一週間の里帰りからドイツへ戻って来ました。
今回の心ウキウキの掘り出し物は、、、

こちらの染付茶碗二種。


磁器のお茶碗でお抹茶をいただくことは、今まであまりなかったように思います。
つるりとした色白のお肌でいただくお茶のお味は、どんなかな?
けれど、一般的な食器にはよくありますので、私にとっては懐かしい気もします。


一目惚れでポチった、お猿さん。
『月捉猿』と銘が付けてあります。

『猿猴捉月』に取材した柄でしょうが、私としてはどうも腑に落ちなく、
どうにかして、このお猿さんを救ってあげたいと考えておりました。
この健気な表情、美しいものを素直に綺麗だな、と思う心に惹かれましたから。

そこで、ワタクシの慈悲をもって、『バナナ・ムーン』と勝手に改銘!
このかわゆいお猿さんは、バナナを食べて今日も元気です。


もう一つは、『蝶と果実』。

何の果実かな?とシゲシゲ眺め、、、
ミカンというよりオレンジ。花も咲いています。
『甘い誘惑』と呼ぶことにします。

今回の里帰りでは、母とたっぷり時間を過ごしました。
春彼岸であり、桜の開花から満開を迎える、まさにベストシーズン!


桜餅でのティータイムも、自宅にあった染付の器を使ってみました。
311の震災で、揃いのものがほとんど割れてしまったのですが、
まあ、うちは小さい家族ですから、あるもので事足ります。

今回はドイツで知り合った日本人の友人と、日本で会う機会に恵まれました。
食事に行ったのは、銀座の玉寿司さん。


大胆な染付の大振りなお皿にのったお寿司たち。
水の中を泳ぐ生き生きとしたお魚を連想させます。

気さくで入りやすい雰囲気のお店でしたので、
次回は、是非母と一緒に訪れたいです。

一週間があっという間に過ぎて行きましたが、ずーっと心が暖かかったです。
桜の力って本当にすごい!


自宅マンションの敷地内に咲く満開の桜を後にして、、、

けど、後ろ髪引かれる思いはありません。
桜が一年後に必ずまた咲くように、『また来るよ!』


*** お知らせ***

当ブログは、私の趣味である着物をテーマとして再スタートしましたが、
これからは好きなことを徒然と書いてみたいと思います。
サブタイトルもちょいと変更しました。
『ドイツでキモノ 〜 拝啓おふくろ様』
よろしくお願いいたします!