24.03.2019

相伝の茶事へ

昨日は相伝祝いの茶事に参加いたしました。
今回社中で相伝をいただいたのは5名でした。

いつものように12時スタートです。


紫の色無地に、龍村のどっしりとした帯で、お茶席らしく。
帯締めに淡い灰桜色で、春をひとさじ。


この色無地は私が着物を着始めた時期にあつらえて、もう10年ほどお茶席などで愛用しているものです。
抜き紋ができることで有名な東レのシルック ですが、こちらは縫い紋を入れています。

ゆっくりテンポで、ようやく二番目の相伝にたどり着きましたが、
初心に帰るつもりで、この一番古い色無地を選びました。


いつも一緒にお稽古しているお茶友さんは、優しく上品な付下げで。
お母様から譲り受けた着物だそうです。
明るいピンクが綸子地と相まって、お茶室がパッと春らしくなりますね。


お料理からお菓子に至るまで、いつもの通りすべて先生の手作り。
今回は先生が濃茶、薄茶共にお点前をしてくださいました。
いつもは稽古茶事であることが多いので、生徒もいろいろな役割をいただき、
お点前をして客作法を学ぶのですが、お祝いの茶事では招かれた者としてじっくりと先生のお点前を拝見できるのも貴重な経験です。

これからも、楽しくお茶の道を歩んでいきたいと思っています。


東レシルック  錆紫 色無地
花菱文様 袋帯