11.03.2019

ユダヤ音楽の家

今日は3.11。
あれから8年が経ちました。まずは黙祷いたします。

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さて、昨日は初めてVilla Seligmann というお屋敷に行ってまいました。
ユダヤ人作曲家の歌曲の、ピアノとソプラノのサロンコンサート。


このお屋敷は1900年代の初めにタイヤメーカー、コンチネンタルの当時ディレクターであったユダヤ人のSeligmann氏とその家族のために建てられたそうです。

そして時は流れ、現在は『ユダヤ音楽の家』として、サロントークやコンサートに利用されています。


アール・ヌーヴォーの装飾がなされた、大変美しい建築物です。

メインの広間の立派なパイプオルガンが目を引きます。
他の部屋にも、古い貴重なオルガンや当時の資料などが展示されていました。

ハノーファーに住んで28年が経ちますが、このような素敵な場所で音楽鑑賞ができるとは、思っていませんでした。
音楽家との距離が近く、しかもくつろいだ雰囲気の中で音楽が楽しめる…
最高ですね!!


しかし、どうして私、こんなに嬉しそうなんでしょうかね〜。
ここは、カラオケバーではないはずなのに…

着物で出かけたかったのですが、一日中雨が降り続き、断念。
テンションもなんとなく落ち気味で、これはいかんと思い、
久しぶりにというか珍しく、ピンクのシャツなぞ着てみました。


小さな丸襟のシャツは10年以上前にジル・サンダーのセールで求めたもの。
ジャケットはBOSSのスーツの上着です。
最近はもっぱらこのジャケットだけ使っています。
ボトムは黒いサルエルパンツで、ビジネス着をモード系にしております。

今年は仕事の香りのしない、良質なスーツが一着欲しいなぁ。
濃い紫とかないかしら?

そしてお靴はコレ!


若者ファッション、ZARAのハードなおじさん靴です。

雨から雪に変わって地面がぐずぐずでしたので、
このビニール製おじさん靴に助けられました。
お草履では悲惨なことになっていたことでしょう…