31.05.2018

5月なのに真夏!

暑い! 暑すぎる!
ここは本当にドイツなのでしょうか?


今朝はいつもの様にお茶のお稽古でした。
お茶室のある公園の緑も鬱蒼と生い茂り、空は真っ青。
気温は30度を超えました!

こんなことは滅多にあることではなく、
嬉しいやら、苦しいやら…

お茶室では、こんな気候にぴったりの爽やかなお菓子がお目見え。


ニワトコの花が美しい錦玉。
こしあんとニワトコのシロップで作られた、得も言われぬ美味しさ!
ドイツ人の生徒さんも絶賛していました。

私は夏のお菓子、特にフルーツ風味とお抹茶のコンビが大好きなんですが、
『花を味わう』とうのは、とっても素敵ですネ。


本日のお軸は、『茶味清』。
お茶杓銘は、『友千鳥』としてみました。

そして、桐の丸卓を用いたお濃茶のお稽古をしました。
マイ茶入のお仕覆の紐もようやく少しばかり柔らかくなって
扱いやすくなってきた様な…

夏休みまで、あと1ヶ月。
しっかりとお稽古に励みたいです!


27.05.2018

泡ぶくぶく。。。

今日は楽しみにしていた、午前11時からのコンサート。
のんびりしていたら、着物を着る時間がなくなっちゃいました!

プチ・ショック!
せっかくコーディネートも考えていたのに〜。

そこで、30秒で着られる洋服に変更。
お気に入りの『泡ぶくぶく』をして…


COSのセールで求めたシャボン玉のようなガラスのネックレス。
何回しても、愛が冷めません。


袷の着物で行くつもりだったのですが、この日差し!
残念ではありますが、この格好で良かったのかも。

こちらの黒服は日本の通販、ディノスのDAMAの物です。
2回目の着用ですが、着やすくて、アレンジが効き、
そして、お家で洗えるのが最大の魅力。
パンツのセットアップでも、このように微フェミニンなので
ちょっと改まったお出かけにもグーです。


たまには、ハイヒールを履くのも気持ちがいいものです。
黒だけど、かかとがガンメタ。
ブロックヒールなので安定感があって、
あまりフォーマル感がないのが気に入っています。

事務所勤めではないので、普段はカジュアルな私ですが、
やはり、着物だけではなく、気に入った小ぎれいな洋服もないと
いざという時に困りますね!


この組み合わせがしたかった…
また来年!



24.05.2018

涙ポロリの心

涙がポロリ…
って、私ではありません。


本日のお茶室。

お花はタイツリソウ(鯛釣り草)、
またの名をケマンソウ(華鬘草)。

華鬘は仏堂の飾り。
ドイツ語名はTränendes Herz
涙を流す心。

お軸は、『青山元不動』。
お茶杓銘は、『緑陰』としました。

今日、私は今年風炉に変わってからの初のお濃茶。
ちょっと濃度が高すぎました。
まるで、食べるお茶…
お茶友さんは先週お休みだったので、重ね茶碗でした。

今年は早くも、花粉症が始まりました。
お点前中うつむき加減になると、鼻水が垂れそうになります。

水泳用の鼻栓、こっそり買っておこうかな…
シンクロナイズド・スイミングで使う鼻つまみ、
ノーズクリップというそうですね。
思わず、ググってしまったわ!

20.05.2018

重ね茶碗の自宅稽古

今週のお茶のお稽古では、久しぶりの重ね茶碗のお点前をしました。
季節の流れが速くて、あっという間に炉と風炉が入れ替わり
そして、毎回違うお点前を…

今日こそは必ず重ねの自主練をしようと決めていました。


陶芸が趣味の知り合いが作ったお茶碗(ニックネーム無し)に、
夏蜜柑と蝶の染付茶碗『甘い誘惑』を重ねてみました。

棗はいつもの『北海道』です。


蝶々がゆったりと飛んでます…


たわわに実る夏蜜柑を正面にして。

夫婦二人で週末のティータイムをする時は、
やはりお盆点前と重ね茶碗が便利ですネ。

いい練習ができました!

17.05.2018

苺の季節

このところ真夏のようなお天気が続いていましたが、今朝は10度の冷え込みよう。
冬用のジャケットを着てお茶室へ…


お軸は、『青山元不動』。
芍薬の丸いつぼみがかわいい。

今日は重ね茶碗のお稽古をしました。
多分一年以上していなかったと思う…
今週末は、なんとしても自宅稽古がしたいな。
お家でのお抹茶タイムには、とても便利だし。

お茶杓銘は、最近バルコニーにモミジを植えたので、
『若楓』としてみました。

今ドイツでは、アスパラガスのシーズン真っ只中です。
そして、苺!

毎回お稽古では、先生手作りのお菓子が楽しみの一つなのですが、
さっそく、苺大福を作って持って来てくださいました。


マイセンの器に苺大福。
すべやかな半透明の色白の肌に、苺の色がほんのり透けて、
ラブリーこの上ないです。

お味も極上級!

14.05.2018

初夏のヘレンハウゼンの植物園

久しぶりにヘレンハウゼン王宮庭園の植物園へ行って来ました。
お天気はとてもいいけれど、5月の中旬だし当然のごとく袷の着物で行ったのですが、
日差しがものすごくて、暑い!


さらっとヒンヤリの大島紬に、祖母の牡丹文様のざっくり帯を合わせました。

他の皆々様は、Tシャツにショートパンツに健康サンダルという出で立ち。
自分だけこんな格好で、なんか変な人みたいかな?
ビーチに一人だけトレンチコートを着た、変なおじさん的な…


でも、写真で見る限り、目立ちすぎずいい感じではないかと思います。

私は春に木々に咲く花が大好きなのですが、大胆な初夏の花も素敵ですね。


やはり、5月といえば牡丹なんですね。
帯の柄とかぶりました。
この帯は、初めて見た時に『敷物かな?』
なんて思ったのですが、とっても気に入っています。

母が祖母の形見分けの際に選んでもらった物は、たいてい私も好み。
祖母もオシャレ好きな人でしたし、母のセンスは参考になることが多いです。


なんとも官能的な色!
牡丹は『百花の王』言われますが、
まるで、『女王様とお呼び!』と言っているかのようです。


緑に囲まれて、太陽を浴びて、暑いけれど最高の一日でした!

これからは季節ごとにこの植物園に訪れてみたいな。
もちろん着物で!


草木染め 大島紬
牡丹文様 八寸名古屋帯


10.05.2018

北ハルツに遠足

今日はドイツの祝日です。
キリスト昇天の日なのですが、別名、父の日となっていて、
朝から呑んだくれる男性で一杯の日。

私たちは、一時間ほど車で行ったところにある山岳地帯へ出かけて来ました。
何も調べて行かなかったら、いきなりロープウェイが目の前に現れてびっくりしました。


わーい! これは、ドイツへ来てから感動したことの一つになるな〜。
子供の頃を思い出しました。


本当に気持ちがいい!

ロープウェイの中間地点で一旦降りると、家族づれて楽しめる遊び場がありました。
そこはかなりの観光地らしく、おみやげ屋さんとかレストランとかたくさん。

ランチに旬の白アスパラガスのお料理をいただきました。
蒸した白身魚に、ギョウジャニンニクのソースも美味しかったです。


ソースが目一杯かかってますが、優しいお味でした。

さて、ロープウェイを乗り継いで、別のエリアに到着。
岩山がワイルドです。


苔むす。。。


美しい眺め。
やっぱり、たまには自然に接することは大切ですね。


岩の間に川が見えます。

この辺りから、お天気が怪しくなって来ました。


雨雲登場!

そして、このあと土砂降りになってしまいました!
でも、とってもリフレッシュしました。

帰りの車の中で、私は爆睡でした。
夫様、運転誠にありがとうございました。
また、どこかへ行きましょう。


07.05.2018

森のアパートにモミジが仲間入り

森のアパートには、ちょっと大きめのバルコニーがあって、
プランターには季節のお花を植えています。
そして、道路側の目隠しも兼ねて、ずっと竹を大きな植木鉢に植えていたのですが、
今年2月の寒波の際に、完全に枯れてしまいました。

そこで昨日は園芸屋さんへ行って、竹ではなく、
『サンゴカク』というモミジを買ってきました。
漢字では『珊瑚閣』。なんかカッチョいい…

早速植えてみました。


おおー! 新鮮です!

枝が赤いので珊瑚というそうです。
今は、緑の若葉が可愛らしくて爽やか。
秋には色変わりするとのことですが、どんな色になるのかな?
秋の楽しみが一つ増えました。

それから、エントランス付近にも…


『イナバシダレ』(稲葉枝垂)
ドイツのお花屋さんで"Inabashidare"や"Sangokaku"
なんて名前を見ると、日本人としてはグッときちゃいます。

道行く人たちが時々足を止めて、このモミジを眺めて行ってくれます。
庭仕事はなかなか大変ですが、このアパートハウスで
私夫婦は植物を選んで植えることを任されているので、楽しいです。

全部で五世帯が住んでいるのですが、
みなさんとっても寛容で、理解のある人たち。
感謝!感謝!!


03.05.2018

青空と飛行機雲

今日はまさに五月晴れ!


白い花が満開のリンゴの木の向こうには、紺碧の空が広がっています。


そして、一筋の飛行機雲。

今日は少し涼しいけれど、素晴らしいお天気です。
と同時に、花粉も凄い!!

さてお茶室では、風炉の季節となりました。
四畳半がとても広く感じられます。


お軸は、『若葉風』。
すっとした青磁のの花入に、白いタイツリソウが映えていますね。
お茶杓銘は、『青雲』としてみました。

風炉のお点前は、自宅稽古ができるようになったので嬉しいです。
でも、棚など一切持っていないので、それがまた次の問題。

ユニット畳では、やはりなんとなく、
『趣味の喫茶空間』になってしまいそうな予感です〜。


01.05.2018

白楽と黒楽とで午後の一服

今日は祝日。
たまにはアウトドアでもしようかと思っていましたが、
曇りで肌寒いので午後に軽く一服、ホーム茶の湯。


秋まで待とうかと思っていた、菊文様の白楽の蓋置ですが、
5月はマーガレットやその他の小菊が花を咲かせるので、使ってみました。
清々しい感じでかわいいな!


お茶に付き合ってくれるのが、夫君なので、
彼のお気に入りの黒楽のお茶碗で。

北海道のお棗は、使うほどに気に入っています。
普段の一服や、自主練にぴったり。

なんと言ってもユニット畳の簡易茶の湯スペースなので、
きらびやかなものは、不似合いだし、はずかしい…


お干菓子用に、手の平サイズの織部の小皿を出してきました。
祖母がお正月などに使っていたものです。
五枚組を母が譲り受け、それをまた私がドイツに持って来ていて、
あまり出番がなかったのです。

可愛らしい五枚の小さな瓢箪。
あともう一枚あれば、『六瓢』(無病)となって、
更に縁起が良かったですね!